「表題登記」を忘れると大変!家を建てた後に必ずやるべき登記とは
「新しい家が完成!」
そんなワクワクの瞬間に、実は見落とされがちな大切な手続きがあります。
それが表題登記です。
表題登記は、新しく建てた建物について「どこに、どんな建物ができたのか」を初めて登記簿に登録する手続きです。
これをしないと、その建物は法律上“存在しないもの”として扱われてしまいます。
もし表題登記を怠ったままにするとどうなるでしょう?
・住宅ローンの手続きが進まず、融資実行が遅れる
・将来、売却や相続をするときに大きな障害になる
・固定資産税が正しく課税されない
実際にあったケースとして、住宅ローンの実行直前に銀行から「表題登記がまだですよ」と指摘され、1か月以上融資が遅れた方がいました。
結果、予定していた低金利の優遇期間に間に合わず、返済総額が数十万円増えてしまったこともあります。
また、数年後に転勤が決まり「家を売りたい」と思ったときに、表題登記をしていなかったせいで売却がストップ。
買主に断られて資金計画が狂った例もあります。
「家を建てようかな」と思った段階から、表題登記のことを少し意識しておくと安心です。
建物の完成後に慌てて依頼するよりも、事前に土地家屋調査士と話しておけばスムーズに進みます。
家づくりの計画に表題登記の準備も忘れずに入れておきましょう。
富山市近郊の方からのご相談が多くなっています。